弱酸性次亜塩素酸水溶液HClOの効能

えこーる水の特徴
  ①. 食品の殺菌に使用可能

  えこーる水は、厚生労働省が定めている食品添加物で殺菌剤として使用される「次亜塩素酸ナトリウム」と、同様に食品添加物の「希塩酸」を混合・希釈して生成されており、平成 16 年 8 月 25 日の厚生労働省通知「次亜塩素酸ナトリウムに酸を混和して使用すること」により、公的にも正式に食品の殺菌剤として使用できることが認められました。

②. 殺菌効果
  ②-1. 強力な殺菌効果

  えこーる水は強力な殺菌力を持つ次亜塩素酸を豊富に含むため、殺菌剤
として使用できます。えこーる水の活性成分である次亜塩素酸の殺菌作用
は、その強力な酸化作用、塩素 化作用に由来します。次亜塩素酸が他の
物質と接触すると、水素と結合している原子 などを攻撃して酸化反応・塩
素化反応を引き起こします。
    酸化反応 R-H + HClO → R-OH + HCl
    塩素化反応 R-H + HClO → R-Cl + H2O
*R は次亜塩素酸よりも水素に対して親和性の低い原子(あるいは原子団)
特に、次亜塩素酸は有機物(生物のからだを構成する物質)とよく反応す
ることが 知られています。次亜塩素酸は糖、タンパク質、脂質などの有機
物を攻撃します。

図21

  酸化、塩素化された有機物は本来の性質、構造、機能が失われてしまいます。えこーる水が微生物と接触すると、次
亜塩素酸が微生物のからだ(細胞)を構成する 有機物を広く攻撃し、その結果生命活動を阻害して、微生物を死滅させ
ます。生物を構成する物質 糖(炭水化物)・・・糖タンパク質、糖脂質、細胞壁の成分 脂質・・・貯蔵栄養、生体膜の成分、
ビタミン、ホルモン タンパク質・・・生物のからだをつくる。酵素(化学反応の媒介)としても重要。次亜塩素酸が微生
物を死滅させるメカニズムは、抗生物質とは異なり、非常に多面的 です。つまり、脂質・タンパク質の変性、細胞膜透
過性の変化、酵素の阻害、細胞中 のエネルギー物質の消費など、様々な手段によって微生物を死滅させます。過性の変化、

②-2. 速やかな殺菌

えこーる水は次亜塩素酸を分子のかたちで豊富に含みます。これは次亜塩
素酸イオン よりも殺菌速度にすぐれており、短時間で微生物を死滅させる
ことができます。次亜塩素酸はアルカリ性ではイオン(ClO-)として、中
性・弱酸性では分子(HClO) として存在します。次亜塩素酸の分子は微生
物の細胞の外側を覆っている細胞膜を通 過することができますが、イオン
は通過できません。そのため、次亜塩素酸分子が細 胞の内部で殺菌作用を
発揮できるのに対して、次亜塩素酸イオンは外部から作用する ことしかで
きません。その結果、次亜塩素酸分子はイオンよりも短時間で微生物を死
滅させることができます。
実際に、アメリカ環境保護局の調査では、大腸菌を死滅させるのに要する

図22

時間は、塩 素濃度が同じであれば、次亜塩素酸分子は次亜塩素酸イオンの約 80 分の 1 であることが示されています。
例えば、塩素濃度が 0.1mg/l のとき、次亜塩素酸分子は大腸菌を1.5 分で死滅させるのに対し、次亜塩素酸イオンは
120 分を要します。

②-3 加温により効果が上昇

えこーる水は加温することにより殺菌効果が高くなります。えこーる水を加温すると、温度の上昇に伴って酸化・塩素化反応が速やかに起こるようになり、殺菌効果が高くなります。おおよそ10 度の温度上昇で殺菌効果は 2.5 倍になります。60℃に加温したえこーる水は1分後には枯草菌の芽胞をほぼ完全に死滅させます。

②-4. 空間噴霧が可能

えこーる水は安定性が高いため、空間噴霧することができます。これにより、空中 浮遊菌・落下菌の汚染を効果的に防ぐ
ことができます。当社製噴霧装置は微小な液滴を安定的に噴霧することができます。この噴霧装置を用 いて空間噴霧する
と、えこーる水はドライミストとなって室内を漂います。空中の浮遊菌とえこーる水が接触すると、次亜塩素酸が菌を速
やかに死滅させます。
えこーる水を大量に室内へ噴霧しても塩素ガス(Cl2)濃度は 0.1ppm 以下であり、全く安全です。

③. 広い殺菌スペクトル

えこーる水は細菌、真菌、ウイルスなど、薬剤に弱い菌から強い菌まで多くの微生物を死滅させます。また、抵抗性の発
達もおきません。えこーる水の活性成分である次亜塩素酸は微生物を構成する有機物をひろく攻撃す ることによって殺
菌作用を発揮するので、多くの微生物に対して有効な殺菌剤となり ます。実際に、細菌(グラム陰性、グラム陽性、芽
胞形成菌の芽胞)、真菌(酵母お よび糸状菌)、一部のウイルスに対して効果があることが確かめられています。また、
同様の理由から微生物はえこーる水に対する耐性を発達させにくいと考えられます。

④. 強力な消臭作用

えこーる水は空気中の悪臭原因物質に作用して、強力な消臭効果を発揮し
ます。悪臭が立ち込める空間にえこーる水を噴霧すると、水滴中の次亜塩
素酸が悪臭の原因 物質と反応して酸化・塩素化し、悪臭のない(あるいは
わずかな)物質に変えます。現在、悪臭防止法により規制されている物質
は、アンモニア(NH3;刺激臭)、硫化水 素(卵の腐敗臭)、メチルメル
カプタン(たまねぎの腐敗臭)、トリメチルアミン(魚の腐敗臭)など22
種あります。例えば、アンモニアにえこーる水を作用させた場合、アンモ
ニアはモノクロラミン(NH2Cl)になり、刺激臭を失いまアンモニア以外
の臭いについても、悪臭原因物質には有機物が多く、次す。亜塩素酸は有
機物に対して反応性が高いことから、えこーる水は消臭効果が高いと考え
られます。

図23

⑤. 高い洗浄効果

えこーる水は不快なぬめりの原因となるタンパク質や脂質の水への溶けやすさを向上させることによって、洗浄効果を発
揮します。えこーる水に含まれる次亜塩素酸が有機物と反応すると、酸化・塩素化が起こります。有機物が酸化・塩素化
されると、分子中に電荷の偏りが生じ、水に対する親和性(溶 けやすさ)が向上します。その結果、えこーる水を用いる
ことにより、ぬめりや汚れ の除去が簡単になります。調理場などに生じる不快なぬめりの成分はおもに脂質とタンパク質
です。脂質は多数 の炭素が鎖状に結合した構造をもち、水に溶けにくい性質を持ちます。脂質が次亜塩 素酸と接触する
と、化学反応により分子内に極性が生じ、水になじみやすくなります。

⑥. 高い安全性

えこーる水は微生物を死滅させますが、高等生物に対しては無害です。そのため、 動植物に対して無害な殺菌剤として使
用できます。